旅好きの皆さんに、広島県での2泊3日の旅の情報をお届けします。
好奇心旺盛な旅好きの皆さん、こんにちは!
今回は 2025年のお盆休み を利用して、広島県を2泊3日で巡る旅に出かけました。
真夏の広島は、青い海、鮮やかな緑、そして熱気あふれる観光地でいっぱい。
お盆休みということで、どこも混雑必至ですが、その分にぎやかさも旅の醍醐味のひとつ。
この記事では、実際の旅の様子をお届けします。
■ 1日目:宮島で出会った絶景とグルメ三昧
新大阪駅を出発した新幹線は、車内もほぼ満席。
あちこちから旅行計画を楽しそうに話す声が聞こえてきます。窓の外には夏らしい青空と、流れるように過ぎていく田園風景が広がり、旅の始まりを彩ってくれます。
そして午前11時36分、予定通り広島駅に到着。改札を抜けた先では「ようこそ広島へ」の看板が迎えてくれ、駅構内は多くの観光客でにぎわっていました。ちょうどお盆期間ということもあり、家族連れや若いグループ旅行客、そして外国人観光客の姿も目立ちます。多言語の会話や笑い声が飛び交い、国際色豊かな雰囲気の中で、これから始まる旅への期待が一気に高まりました。
到着後はタイムズカーでレンタカーで予約をした車を受取りに向かう。店舗はすぐにわかったのでづが、受付から実際に車が置いてある場所までは少し分かりづらく、案内板を何度も確認しながらようやくたどり着いて、感じの良いスタッフさんの説明を受け車に乗り込み、まず目指したのは宮島。車では島内まで行けないため、フェリー乗り場周辺のコインパーキングに車を止め、フェリー乗り場へ向かいます。
フェリーに揺られること約15分、宮島に到着。フェリー乗り場前の公園では鹿がのんびりと歩いていて、観光客と自然に共存する姿にほっこりします。公園を抜けると、お土産屋さんや飲食店が軒を連ねる通りが広がり、歩くだけでも楽しい雰囲気。お盆休みのためか、どこも混雑しており、外国人観光客もカメラ片手に楽しそうに散策していました。
最初に立ち寄ったのは「焼きがきのはやし」。店先の「安心して食べられる生牡蠣」の文字に惹かれ、迷わず入店。私が注文したのは厳島定食で、生牡蠣、カキフライ、牡蠣飯、お味噌汁がセットになって2,750円。新鮮で濃厚な生牡蠣はもちろん、カキフライのサクサク感と牡蠣飯の風味も格別で、旅の初日から大満足の一食となりました。
食後はそのまま大鳥居へ。ちょうど潮が引いており、鳥居の真下まで歩いて行くことができました。潮が引いた後の水たまりにはヤドカリが大量にいて、しかも驚くほどの速さで動き回っており、思わず笑ってしまう光景でした。
その後、厳島神社を参拝。おみくじを引くと…まさかの「凶」。少し落ち込みつつも、これも旅の思い出と切り替え、宮島を後にして宿泊先の「ホテルプロモート広島」へ向かいました。
さらに宮島で出会ったもう一つの名物、GEBURAというバーの生レモンハイボール。スライスしたシロップ漬けの甘いレモンが入っていて、今まで飲んだ中で一番美味しかったと断言できる一杯。しかも2杯目からはカップを持参すれば200円でおかわり可能という破格のサービスに驚き、思わず笑ってしまいました。
宮島を満喫してのホテルプロモート広島にチェックインし、夜は近くの「元祖はまここ」で浜焼きを堪能。海の生レバー(エイキモ)や炙りコウネなど、広島ならではの料理も楽しめました。お店を出て20mほど歩いたところで「ばくだん屋」というつけ麺屋を発見。誘惑に負けて入店し、とても美味しい中華そばを追加で味わってしまいました。
今回のホテルは室内はとてもキレイで、綺麗なアパートと言った印象でした。立地は繁華街からは少し離れていましたが、近くに飲食店やスーパーがあり、利便性は良かったです。
■ 2日目:平和を感じ、雨の中で広島焼きを味わう
翌朝は激しい雨。傘を差しても濡れるほどの勢いですが、まずは原爆ドームと広島平和記念資料館へ向かいました。被爆直後の広島を映す写真や、犠牲者の遺品、体験者の証言など、胸を締め付けられる展示が並びます。足を止め、静かに資料を読み込む時間は、1時間を超えていました。
資料館を出た頃には昼時。雨の中で店を探すも、広島焼きの人気店は昼の部が終わり閉まっているところばかり。ようやく辿り着いたのはたいちゃんⅢ。大将が鉄板の上で手際よく焼き上げる広島焼きは、外はパリッ、中はふんわり。香ばしいソースと青のりの香りが鼻をくすぐり、思わずビールも進みます。居心地が良すぎて、常連さんとも話が弾みなんと3時間も滞在してしまいました。
お腹を満たして、大和ミュージアムサテライトへ。戦艦大和の1/100模型や零戦のレプリカなど、本館に比べると展示数は少ないものの、迫力ある展示に思わず見入ります。艦船模型の細部まで作り込まれた技術力には、製造業に携わる身として感心せずにはいられません。
大和ミュージアムが改装中でサテライトに行くことになりましたが、入場料は500円でワンフロアの展示スペースのみなので、展示物の数は少なく正直見ごたえはありませんでした。
なので、大和ミュージアムの改装が終わればまた足を運ぶ予定です🚄
夕方はホテルで一休み後、近場で夕食を探すも満席続き。最終的にトリキチで焼き鳥やおばんざいをいただくことに。地元感あふれる雰囲気と温かい接客で、雨の疲れも吹き飛びました。
■ 3日目:大雨で予定変更、美術とグルメで締める旅
旅の最終日は、朝から雨。しかも九州方面では線状降水帯が発生し、広島県内でも警報が出るほどの悪天候。楽しみにしていた岩国行きは、安全を優先して断念しました。
代わりに向かったのは広島県立美術館。館内では、期間限定の特別展「ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界」が開催中。色彩とユーモアにあふれた作品が並び、雨空を忘れるほど心が躍ります。さらに常設展示の「広島の歴史美術」では、郷土ゆかりの作品や歴史的資料をじっくり鑑賞し、広島という街の奥深さに改めて触れることができました。
美術館を出た後は、地下街「紙屋町シャレオ」で昼食とお土産を買う予定でしたが、駐車場はまさかの駐車するまで2時間待ち。30分ほど並んだところで、非常口から脱出するというまさかの展開に。
予定を切り替えて先にガソリンを入れ、タイムズ駐車場でレンタカーを返却。そのままJR広島駅へ移動し、駅ビル内でお土産探しをスタート。大人のもみじ饅頭、生もみじ饅頭、そして広島名物のレモン調味料レモスコを購入しました。
昼食は駅ビル内の銀座ライオンで「ちょい飲みセット」。想像以上のボリュームで、つい食べかけにも関わらず写真を撮ってしまうほど。ビールと共にゆっくり味わい、旅の疲れを癒しました。
食べかけですみません・・・(;^ω^)
ところが、ここで「ローストビーフがどうしても食べたい」という衝動にかられ、隣のNICK STOCKへはしご(笑)。ジューシーで柔らかいローストビーフは、最後の広島グルメを飾るにふさわしい一皿でした。
■ まとめ
今回の広島二泊三日旅行は、天候に翻弄されながらも、
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宮島での神秘的な景色と海鮮グルメ
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平和記念資料館での学びと静かな時間
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広島焼きや地元居酒屋での温かい出会い
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美術館で触れたアートと郷土文化
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広島駅での食とお土産三昧
…と、しっかり心と胃袋を満たす旅になりました。
特に雨の日ならではの景色や、予定変更から生まれた思わぬ出会いが、結果的にこの旅をより印象深いものにしてくれたと思います。次回は晴天の岩国や呉方面にも足を伸ばし、今回見られなかった景色を堪能したいです。